東ソー・クォーツ株式会社

技術・開発

東ソー・クォーツは、絶え間なく進化する市場に対応しながら、新しい価値を提供し、豊かな未来を実現するため、技術開発に注力しています。

加工技術

当社の製品は、微細な精密加工製品から大型の液晶/有機ELマスクや半導体向け製品まで、サイズとしては数mmから数mのものまで多岐に渡っています。精密製品はもちろん大型製品でも微細化、高精度化の要求が高まってきており、これを実現するために、微細穴加工、高精度研磨等の要素技術向上を図っています。これと並行して、各工程の自動化にも積極的に取り組んでいます。

東ソー・クォーツの最先端技術

レーザー加工機による加工
自動化による精度向上

クリーン化技術

半導体プロセスの微細化に伴い、石英ガラス製品には、更なる高純度、低パーティクル、低汚染が求められています。当社では、高純度素材の使用により製品そのものを高純度化するとともに、環境のクリーン化および各工程間・製品完成後に実施する高品位洗浄により加工に起因するパーティクルや汚染発生の低減を図っています。このように、高純度でかつ清浄度の高い製品を提供するためには、トータルなクリーン化技術の向上が不可欠です。

最先端のクリーン化技術

CPSQ®(Clean Process for Synthetic Quartz)

更なる高純度石英ガラス製品のご要求にお応えするため、合成石英ガラス製品向けプロセス"CPSQ®" を新たに開発しました。開発が進むハイエンドのお客様のご要望に継続して対応できるよう最先端のクリーン化技術開発に取り組んでおります。

商標登録番号
日本:登録商標第5995568号
米国:Reg. No. 5,557,919
台湾:登録番号01907736
韓国:제1382728호
中国:G1382728

評価・解析技術

高品位な製品を作り上げるためには、高度な加工技術だけではなく、評価・解析技術も必要となります。具体的には、シミュレーションによる機械応力計算や応力分布の解析、製品の破損解析、汚染物質解析などの技術が上げられます。当社では社内で蓄積したノウハウ、最新解析ソフトの利用はもとより、東ソー分析センターや東ソー研究所などグループ全体のバックアップも受けて高い技術力でお客様をサポートしています。

NASTRANの解析図

技術開発体制

新加工技術の開発、既存技術のブラッシュアップなどタイムリーな技術開発で、製品に要求される品質を実現していきます。また、加工の自動化により安定した品質を実現しています。

  • 新規な素材や技術の開発を東ソーグループと連携して進めています。
  • 技術開発とともに、開発した素材/技術の市場への紹介と製品化の推進、および市場ニーズ把握と開発へのフィードバックを連動したマーケティングも進めています。
東ソー・クォーツの技術開発/グループ連携
  • 東ソーグループの研究開発力を活用し、技術開発を推進しています。
  • 素材から加工技術まで一貫した技術開発が強みです。